考えたことなど

自分のお店なので、基本的に自分のやりたいようにやるがいいのだろう。
が、わかる人にわかればいい、だけではだめなのだなと、2日間やってみて感じた。

価値観の共有はうれしいし、大事。自分の作った空間で心地よく過ごしてくれたり、共感してくれると素直にうれしい。でも、もっと違う価値観も当然あって、そういうところから生まれるものがあると強く思った。

いい意味での余地というのを持っておかないと、単なるこだわりの強いお店でしかなくなる、と。

じゃあ、どうしたらいいという答えははっきりしない。が、とりあえず、一緒に働いてくれた助っ人からの意見も参考にして、メニューやディスプレイなどをもう一度考え直している。


備前はイロイロなことを頭の中で決めすぎていた。頑なに。

でも、初日にそう思い込んで動いてみたら、自分が準備前に考えていたこととは違う状況をたくさん目の当たりにした。

ショックを受ける前に、自分とは違う意見や提案を受け入れて2日目を動いてみた。
前日とは違う流れがお店に生まれた。
お店にとっても、お客さまにとってもいい流れだと振り返って思う。

自分とは違う意見や価値観を適度に(この塩梅が難しいのだが)取り込める、余裕と柔らかさを持てるお店でありたいし、自分であるとよいなあ…と。


風通しのよい状態でいたいと感じた2日間。


いずれにせよ、来てくださる方が、それぞれの楽しみをもてるハコであればいいと、ぼんやり思う店主でした。



↓近所のスーパーの駐輪場。友人が絶妙なタイミングで撮る。