梅仕事、時々、読書。

今年も、紀州から梅が届いた。


箱を開けたら、ぷわ〜んと。


大きい、小さい、中くらい。
ほんのり紅ホッペの粒がぎっしりと。


ああ、いい香りだなー。


これを採って、箱に詰めてくださった相手を想う。
私の心にいつもいてくれる、大切な大切な人たちだ。


ありがたいことだなあ。


瓶を洗ってベランダに干す。
梅は一つ一つ、洗ってザルに並べる。
梅の肌の産毛は、ほんとに気持ちいい。
年に一回の感触を愉しむ。


梅酒は今年はお休みにして…。
シロップと梅干しにしようかな。
あ、今年は黒糖を混ぜてみようか。


そんな合間に本を読む。


あ、コーヒー、飲もうかな。


今回送ってもらった豆は、グァテマラとモカ


モカは酸っぱいというイメージがあった。
だから、すすんでは飲まなかった。
それが先月、ダイドコ帖のしげさんのモカを飲み、開眼。


そういや、彼の人もモカが好きやったなあ。


などと、柄にもなく想いながら挽くのもまた良し。


さて、お湯が沸く間、ちょっと本でも。

生まれた時からアルデンテ

生まれた時からアルデンテ

アイドル本みたいな表紙だが。
ちまちま、テラテラしてねえんだー。
どことなく昭和な、高架下な雰囲気。
…の中に、あのノマの実食レポートが。

なかなか、愉しい。


忘れられたワルツ

忘れられたワルツ

絲山さん、やっぱり好きなんだ。
ベタベタしてないし、サラサラもしてないの。


「なあ、俺らは生かされてるんやな。じいちゃんが言ってたことが今はよう分かる」
いつも興味深い話をされるタトゥーの患者さんを何か思い出した。


バスを待って

バスを待って

『深刻ぶっちゃいけないよ』かあ。
そうねえ。
そうだわねえ。
ははは。


じいちゃんさま

じいちゃんさま

あー、たまらん。
この感じ、たまらんな。
訪問の仕事をするとこういうもんに弱くなる。


テリーヌブック

テリーヌブック

美味しいコーヒーはもちろん。
ワインにこんなんがあるお店だったらいいなあ。
昼に夜に。
独りでふらーっと入れる夜光虫な店。
ただいま、性懲りも無く構想(妄想?)温め中。


おっ、と。
お湯が湧きました。

さ、コーヒー、コーヒー。