日記は愉し。

私の場合は、雑記に近いのですが。


日記。


交換日記

宿題の夏休みの日記


いずれにしても、日記とか雑記とかいうものが欠かせなくなった。


なので、少し出かけるにも、必ず手帖は持ち歩く。

さささ、つつつ、と。

とりあえず、ひっかかったことを残しておく。

あとで見返して、「?」ということも多いのですが。

大抵、そのうち解明するのだ。



高校3年の冬に読んだのは、高野悦子さんの“二十歳の原点”。


ずっと読み続け、今も全く色褪せず傍らにあるのは、武田百合子さんの“富士日記”。


高山なおみさんの“日々ごはん”も必携。

この本に限っては、帯も大事にとっておいた(私はいの一番に帯をはぎとるタイプ)。

特に好きなフレーズ(日記の中から抜粋したもの)を切り抜き、


気づく人は気づく

という場所にえぜこにも貼っていた。


中原昌也さんの“作業日誌”も、これまた。

こちらは、えぜこの本棚の一段を託していた素敵図書館司書女史(な、長い)のお客様のお勧め。

お客様がいらっしゃっているのにも気づかず、つい読みふけったものだ。


先日、ふいと思い出し、読み返したのは田辺聖子さんの“残花亭日暦”。

旦那さまを看取る経過が綴ってあるのだが。


まこと、おせいさんらしい。

この方の小説が、今も色褪せない理由がよく分かる。


川上弘美さんの東京日記シリーズや、小川洋子さんの日記。

石を一つずつ集めて、すんごい建物を作っちゃった郵便夫さんの日記(に果てしなく近い)


…まだまだキリはないのですが。


人の営みは、似て非なるものでありながら

万国共通、時を超えて、ふふっ、うーむ、と共感する部分もあり。


やはり、日記は愉し。