日記は愉し。
私の場合は、雑記に近いのですが。
日記。
交換日記
宿題の夏休みの日記
いずれにしても、日記とか雑記とかいうものが欠かせなくなった。
なので、少し出かけるにも、必ず手帖は持ち歩く。
さささ、つつつ、と。
とりあえず、ひっかかったことを残しておく。
あとで見返して、「?」ということも多いのですが。
大抵、そのうち解明するのだ。
ずっと読み続け、今も全く色褪せず傍らにあるのは、武田百合子さんの“富士日記”。
高山なおみさんの“日々ごはん”も必携。
この本に限っては、帯も大事にとっておいた(私はいの一番に帯をはぎとるタイプ)。
特に好きなフレーズ(日記の中から抜粋したもの)を切り抜き、
気づく人は気づく
という場所にえぜこにも貼っていた。
中原昌也さんの“作業日誌”も、これまた。
こちらは、えぜこの本棚の一段を託していた素敵図書館司書女史(な、長い)のお客様のお勧め。
お客様がいらっしゃっているのにも気づかず、つい読みふけったものだ。
先日、ふいと思い出し、読み返したのは田辺聖子さんの“残花亭日暦”。
旦那さまを看取る経過が綴ってあるのだが。
まこと、おせいさんらしい。
この方の小説が、今も色褪せない理由がよく分かる。
石を一つずつ集めて、すんごい建物を作っちゃった郵便夫さんの日記(に果てしなく近い)
…まだまだキリはないのですが。
人の営みは、似て非なるものでありながら
万国共通、時を超えて、ふふっ、うーむ、と共感する部分もあり。
やはり、日記は愉し。