打つ、ものか?
歩き方が私にそっくりと、静かな話題である我が父は。
将棋、というより、渡辺竜王にはまっている模様。
将棋は、通常「指す」といいますね(持ち駒を指す場合は“打つ”というようですが)。
チェスは。
どういう表現になるのでしょうか?
いずれにしろ。
現実と非現実の境界線を保ちつつ、淡々と綴る。
安心してこの人の世界の中へ、身を委ねることができる。
たとえば。
午前中に観てしまうと。
一日、食欲もやる気さえも失うフランス映画のようなけだるさやひきずる抒情さはなく。
心の奥底に、確かな深さで響くのだけど。
ふっと一息すれば
また日常に戻ることが確実に約束される。
理系的な感じだからでしょうか。
やっぱり、好きです、小川さん。
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
気がつくと、何度か読み返す一冊。
『盤上の詩人』と称されたアレクサンドル・アリョーヒンがモデル。
猫を抱きながらくつろぐアリョーヒン。
彼をモデルとした映画『ロシアの白い雪』(1980年)。
機会があれば観てみたいな。
ああ。
そういえば。
小川さん関連ですが。
阪神の新井さん。
心配です。