それぞれの形。

「待たずに待っていますね」


いつからか、口癖になっている。


いつからだっけなあ。


久しぶりに、真理子さんの歌を聴いて思い出しました。
お気に入りの一曲でもあります。


そうそう。
この中の、フレーズでした。


わくわくし、じっとできないくらい待ちわびて、待つ。
待たずに、待つ。
イライラして、待つ。


きっと他にもある待つ、という形。
そして、それはその人の愛の形でもあるのかな、と。
ふと思ってみたり。


私はもともと「生き急ぐ」ような部分があるから、前者に近い部分も大いに。


でも。
できるだけ。
「待たずに待つ」姿勢で在りたいなあと思う今日この頃でゴザイマス。


なので。意識的に。
ふい、と。


自分に言い聞かせるように。
この言葉を発してみたりしているのかもしれません。


サウダーデ(2) (KCデラックス)

サウダーデ(2) (KCデラックス)

この『サウダーデ』は。


全2巻で完結されたそうで。
淋しいような。
納得したような。


こんな喫茶店、近くにあったら、入り浸ってるんだろうな。


「私は自分の毎日をちゃんと楽しんでますわ」
と、主人公の店主が語る場面があるのすが(2巻の最後のほうでしたか)。


「待たずに待つ」という、ひとつの深い愛の形がこういうことなのかな、と。


やはり、池辺さんの作品、好きですね。