ぎゅううっと。

寒風ふきすさぶ中。


今日は電車に揺られ遠足に。
久しぶりに和美さん(注:愛すべき我が母)とのお出かけ。


目指すは、八尾。


そうです。
『ダイドコ帖』さんです。(HP→http://daidokocyo.exblog.jp/


何せ8席しかないお店。
「予約して〜」と朝からせがむ和美さん。


を、ふりきり。
「だめ。驚かせたいから」


ということで。
開店時間に合わせ歩きました、ずんずんと。
もちろん。
靴ひもが、しゃーしゃーゆうてましたけど。


玄関には、大好きな蝋梅.
大きなガラス越しにみえるはみゆきちゃん。


きょとーんと。
そのあとはじけあう笑顔。


引き戸を開けて。
ペレットストーブがあたたかく迎えてくれました。


思わず涙が出そうになりましたが。
ぐっとこらえて。
再会を喜び合う。


ああ〜。
会いたかった!


今日は、水菜とお揚げさんがはさんだベーグル、冬人参のスープ。
もちろん、大好きなレモンマーマレードのヨーグルトも。


和美さんは喜々としている。
良かった。
連れてこれて。
そして、無事に座れて。


きたむらご夫妻に会うと。
なぜか、アルコールが欲しくなる。
なぜだろう。


ということで、自家製なつめ酒を辻さんのグラスでちびちび、と。
ご夫妻と会話したり。
愉しい本棚を物色してみたり。


そこで見つけた本。

おじさん図鑑

おじさん図鑑

ナイスです。


その、本に載っているおじさんが営むコーヒー屋さんが近所にある、と。


コーヒー好きなら知る人ぞ知る。


『ザ・ミュンヒ』


たしか、珈琲や『たなか』(ブログ→http://tanacafe.exblog.jp/)のマスターにも聞いたことが…。


ということで。
かなりお名残りおしゅうございましたが、これも何かのご縁。
一路目指してみることに。


遠目でも目立つ黄色い建物に、「コーヒーだけの店」と(笑)。


和美さんと緊張気味に入ります。


そこからは…。


もう。


なんといいますか。


この感動を。
この感情を。


伝える語彙がこの世に存在しないのです。


もう。
なんといいますか。
珈琲も。
マスターも。
お店も。
何もかもが、仙人のように卓越した存在。


スプーン一匙分のコーヒーが1500円。


それだけ言うと、なんのことだか、ですよね。


お店のメニュー。
若かりし頃のマスターのブロマイド。
関西テレビのアンカーのキャスター、山本さんのへんな人形
(なんでも、明日の夕方放映されるそうで、午前中に取材があったそう。記念品にくれたのをなぜかいた だいた)。


これらは入店していきなり、マスターにいただいたもの。


それだけ書くと。
というか。
これらのものを今、目の前にずらりと並べていますが。


珈琲を飲んでいる間にずうっと歌ってくれた自作のポエム。
古めかしい占いの本でしてくれた相性占い。
博物館級のマイセンの器。
店内に飾ってある、世界に5台しかないというバイク。


私の今日1日、一体何があったのだ。


ちょっと思考がラビリンス。


明日、自分に何かあったとしても、今日の1日で足れり。


もう。
ぎゅうううっと。
エッセンス、エッセンス。


言うなればそんな感動です。


いろいろな意味でシゲキテキな八尾の1日でございました。


みなさんも、ぜひ。
レッツ・ハイキング、八尾。


※マスターにもたくさんのシャッターチャンスをいただき撮影しましたが、パソコン環境の事情により
 現在、写真が載せられません。ごめんなさい、田中さん(ミュンヒのマスター)。