春味定食、の予定。
昨日はあいにくの雨模様。
でも。
ぶーん、と。
中学からの親友の親戚宅に。
「中学のときから連れて行ってあげたいと思ってた」と親友。
いとこちゃんは以前、えぜこにも来てくれて。
それはたいそう、よいオジョウサンで。
タノシミ、タノシミ。
津山まであっという間(とばしすぎ、か?)。
空気の美味しい、水のきれいな町。
かわいいワンコさんと親友のいとこちゃんとご両親がお出迎え。
着いたら、かまどからいい匂い。
私たちが来るというので、わざわざお餅を作ってくださっていたのだった。
炊きたてのもち米は甘くて、モチモチ!
あまりの美味しさにコーフン。
ついつい手がのびる、のびる。
「お餅の分がなくなる〜」
と親友に言われなかったら、延々と口に運んでいただろう。
蓬も本当にいい香りでして。
やはり摘みたてに勝るものはなし。
おじさんもおばさんも。
それはそれは、いいリズム。
手仕事のウツクシサにしばし見惚れる。
のも、束の間。
そうです。
目の前にできていく、ほわほわな蓬餅。
出来立てをほおばるシアワセ。
うーん、おいひい。
もう1個。
お昼も、ウドナ、ワラビ、ワサビナ、寒干し大根と山菜尽くし。
春のほろ苦さって本当に滋味深い。
おばさんも、おじさんもたいそうお料理が上手。
おじさんのお米も美味しく、もりもりと食べる食べる。
雨が強くなってきたけど、果敢に山へ。
おじさんの軽トラの後ろに傘をさして乗り込む。
これ、好きなんだなあ。
昔はよく乗ったものだ。
ワラビに、つくんこ、ウドナをたっぷり。
おじさん特製のしいたけまで。
もう、つくんこには今季お目にかかれないと思っていたのに…。
う、嬉しい。
お初にお目にかかるウドナは摘んだそばからいい香りで。
いちいち、香りを楽しみいそいそとカゴへ。
うーむ。
愉しすぎる。
ちまちまと摘むそばで、さっさっと手際よく摘んでいくおじさん。
さすがだ、山の狩人。
愉しい時間はあっという間で。
帰って、おコタに入り。
蓬餅とコーヒーをいただいたら。
いつの間にやら転寝。
はい。
すっかり、イエのようにくつろいでいたのでした。
津山の方言はゆったりと優しい。
いとこちゃんやおじさん、おばさんの言葉はとても心地よかった。
ああ。
いい1日だった。
今週の定食には、春味、お届けできます。
ほんとに、よくしていただきました。
岡田さん一家、友人に感謝。