シブイ、森。

気がつくと何度も読み返す本やビデオ。
いくつかありますが。
今日は、無性に岸田森さんモード。
ＤＶＤをいそいそ、と。

母が子どもの頃、好きだったという“怪奇大作戦”。
私が小学生だったか、母がレンタルビデオ屋でそれを見つけて。
嬉々として宝物を見つけたように再生する母と、ぼんやり観ていた。

薄気味わるいタイトル画面と怖い映像。
いまだに覚えている“散歩する首”という作品。
恐がりの弟はわあわあ言っていた。
気味が悪いといいつつも、フシギと惹きつけられて。
母と2人、ビデオ屋に通った。

子ども心に、岸田森さんが格好いいなあと。
中でもお気に入りは“京都買います”という作品だった。
挿入歌もこれまたスバラシクよいし、仏像を愛する女の斉藤チヤコさんもいいのだ。
それに恋をしてしまう岸田森さんの赤くなる顔がリアルなのだ。
30分の子ども番組とは到底思えない出来栄え。
監督はあの実相寺さん。
他の好きだった作品もほとんど実相寺さんのものばかり。
さすがのメトロン星人、面白くないはずがない。

何度観ても、いいものはいいなあ。

よろしかったらレンタルしますので、お気軽に店主まで。
“京都買います”には平等院も出ています。

DVD 怪奇大作戦 Vol.6