ささやかな循環
ここ数年は、モノはあまり増やさずにいる。
でも、やはり素敵な出会いはあるし、大切にしたいから。
増やしたかったら、減らす。
足し算、引き算。
身の丈に合った循環は
思いがけず始まったワンルーム暮らしのおかげ。
しかし、うーむ。
本が棚からはみ出てきてしまった。
ということで、棚に余白を残す引き算気味の厳選作業をし
久しぶりに王子公園まで。
ワールド→
猫ちゃんはソファーで昼寝中。
久しぶりの店内は本が、こう、みっちりと。
しかし、店主さんの風情は変わらない。
計算中にふと目に入った本。
表紙の写真と紙の感じ。
一行読んで、ああ…と。
[rakuten:book:17471590:detail]
こういうのが読みたかったんだー。
この読後感と空気は『カメオのピアスと桜えび』に似てるなあ。
雨上がりの森みたいな清しい重たさ。
幸子さんや田村和子さんに親近感を覚える。
お茶をしながら読みふける。
読みながら
読み進めてく至福と、読み終えてく切なさも噛み締めながら。
ふと、友人を思い出す。
きっとこの感覚を共に味わえるであろう…、うん、味わいたい。
またお店に戻り、一冊、求めた。
素敵な本に巡りあえて
自分の感覚を躊躇することなく押し付けられる友人がいる幸せをかみしめて
ああ
いい一日。
http://sp.nicovideo.jp/watch/sm10303741
その帰りしな
古道具屋さんのセールワゴンで発見。
こ、これはー。
’レオナルド‘を始め、好きなもんばっかだもん。
‘エトセトラ’の音楽も好きなんよなー。
これはラッキー!と、パッと手に取る。
棚にはまだ余白があるから
思い切り良く楽しめる。