一年ぶりの。 - 喫茶えぜこ元店主の雑記

明日なんかこなくたっていいやって
くらいに落ち込んでも

目は勝手に動き
笑ったり
歩いたり
ごはんを食べたり

体の営みが揺さぶりをかけ、

あー、キレイだなあ
あー、愉しいなあ
あー、風が気持ちいいなあ
あー、美味しいなあ

ってな具合でカチカチな感情をほぐしていってくれる。

なんてありがたく、幸せなことなんやろう。

それはまた
私が死のうが、どうなろうが
そんなことに左右されずにある日常にも似て。

こんな年にもなって
すっからかんだし、
ぐちゃぐちゃだし、
アホやけど、

私はやっぱり、これ以上でも以下でもなく。

前を見て
歩みをとめず
行くしかないんだよーん。

一年ぶりに歩く白浜の浜。
朝日がキラキラしている。

ああ。
この景色はいつもキレイだ。
また今度来ても、やっぱりキレイなんだろう。

“ご飯ですよー！”
あ、メールだ。

さあ、帰るべ。

ああ。
何もかも無くした訳じゃあないんだ。

あなたなしで
あれからやってきた雨に打たれて

あなたが今
私を見たら驚くでしょう
ああ消えないかなしみ胸に秘めて
明日も生きるの笑うのあなたなしで

来年のライブも愉しみ。