憧れの場所。
昨日は、綴りました“K”に、すっかり全てを持っていかれ。
「そうそう。フェデラー、やっぱり凄かったよなあ…」
とか、この何とも危うげな浮遊感にとらわれ。
何とか、現実世界に着地点を見出そうと。
「日曜日だし…」
なんて
暢気に書きましたが。
このままでは、と。
ここは、ひとつ、この方の力を。
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/20
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読みながら、このアーケードに勝手にあてはめていた場所。
宇治橋通り商店街の“大阪屋マーケット(やっちゃん、元気かしら?→http://noccaswion.ps.land.to/)”。
えぜこは、宇治で営ませていただいてました。
私は、お店をさせていただいていた祖父母宅もさることながら、
この町のつつましいコンパクトさが好きでした。
藻の匂いのする宇治川を天ケ瀬方面にのぞむ風景。
お客様のご縁で知ることができた、古墳や他にも史跡もたくさんで。
もちろん、抹茶パフェのお店や老舗のお茶屋さんもありですが。
ボンヤリズムを好む方には、路地も多いこの町は中々。
先の“大阪屋マーケット”は、商店街のいい場所にありまして。
私が小さい頃、おばあちゃんと買いに行ったお魚屋さんとか。
今でも営むお店もありますが、シャッターの降りているほうが多くて。
雰囲気が何ともいい(と私は思っていた)ので、勿体なあ、と。
私は、勝手に、ここが宇治の街づくりのポイントになるのでは、とも。
そんな大好きな場所に勝手に想いを重ねて、一気に読みました。
私なら、どんなお店をするかしら。
大家さんの立場も、いいかもしれない。
と、空想というか、妄想に近い感じではありますが。
少しずつ、現実への帰路につくことができたのでした。
エルガーの『愛の挨拶』が文中に出てきたのも、これ幸い。