憧れの場所。

昨日は、綴りました“K”に、すっかり全てを持っていかれ。


「そうそう。フェデラー、やっぱり凄かったよなあ…」


とか、この何とも危うげな浮遊感にとらわれ。


何とか、現実世界に着地点を見出そうと。


「日曜日だし…」


なんて

暢気に書きましたが。

このままでは、と。


ここは、ひとつ、この方の力を。

最果てアーケード

最果てアーケード

待望の最新刊。


読みながら、このアーケードに勝手にあてはめていた場所。


宇治橋通り商店街の“大阪屋マーケット(やっちゃん、元気かしら?→http://noccaswion.ps.land.to/)”。



えぜこは、宇治で営ませていただいてました。


私は、お店をさせていただいていた祖父母宅もさることながら、

この町のつつましいコンパクトさが好きでした。


世界遺産がありながら、京都市内にはない奈良に近しいリズム。


藻の匂いのする宇治川を天ケ瀬方面にのぞむ風景。

お客様のご縁で知ることができた、古墳や他にも史跡もたくさんで。


もちろん、抹茶パフェのお店や老舗のお茶屋さんもありですが。


ボンヤリズムを好む方には、路地も多いこの町は中々。



先の“大阪屋マーケット”は、商店街のいい場所にありまして。


私が小さい頃、おばあちゃんと買いに行ったお魚屋さんとか。

今でも営むお店もありますが、シャッターの降りているほうが多くて。


雰囲気が何ともいい(と私は思っていた)ので、勿体なあ、と。

私は、勝手に、ここが宇治の街づくりのポイントになるのでは、とも。


そんな大好きな場所に勝手に想いを重ねて、一気に読みました。


私なら、どんなお店をするかしら。

大家さんの立場も、いいかもしれない。


と、空想というか、妄想に近い感じではありますが。


少しずつ、現実への帰路につくことができたのでした。


エルガーの『愛の挨拶』が文中に出てきたのも、これ幸い。