その区切りとは。

最近のgoogleのタイトル(っていうのかしら)、素敵ですね。
今日のなんか、好みです。
ぐっときました。


さて。

葉桜と満開のいりみだれるこの季節。


お散歩日和が続きます。


近所をぼんやりと歩いておりましたら。
ふと、思いました。


犬を連れている方。
ウォーキングの方。
お買いものにいく方。
ベンチで黄昏ている方。
同じようにぼんやりと歩いている方。


おひとりか。
お二人か。
家族連れか。


それは様々。


何とはなしに。
会釈したり、挨拶をしたり。

あら、今の人。
なんだか、素敵な人だなあ、とか。
もう会うこともないかもしれないけど。
そういう人もいたりして。
でも、しみじみ嬉しくなったりもする。


でも、気づいたら。
行き交う人の挨拶をするというその行動に。
知らないうちに区切りをつけている。


果たして。
なんだろうか。

人の数なんだろうか。


たとえば、駅やスーパーでいちいち挨拶はしないもんなあ。
それは、ちょっとへんてこであるなあ。


それならば、私は何人くらいで区切りをつけているのだろうか。


いや、しかし。
駅に一人、人がいたとして。
スーパーの魚屋さんに一人、同じように品定めをしている人がいたりして。


その人がなんとなく波長のあう人なら。
会釈したり。
「このホタルイカきれいですよね」
くらいは、あるな、うん、あるある。


波長。
そう、波長かもしれない。


「こんにちわ」
「こんにちわ」
「きれいですね、桜」
「ええ、本当に」


なんて、そんなこともあったりする。


でも、波長って?
服装?
いや、表情?
醸し出す雰囲気?


つまるところ。
よく分からないのだけれど。


まあ、いいか。


と、考えあぐねて顔をあげる。

ふと、目があったご婦人。


「こんにちわ」とつるんと出てくる。


うん。
まあ、いいか、これで。


マルセル

マルセル

花冷えで。
花散らしの。
そんな日に一気に読むと素敵だな、と思いました。