スランプ

先々週の休日。
宇治を散策中、たまたまご来店くださったとても仲良しさんな4人。
宇治にお住まいのあるご夫婦と、お友達の母娘さん。
カウンターに座っていただき、母も私も楽しい時間を過ごさせてもらった。


母娘さんのお店はお魚屋さん。
「うちのお店なんです!母がお惣菜を作ってます。ぜひ、来て下さい!」
嬉しそうに写メールをみせてくれた娘さん。
まっすぐなその感じに好感をもった。


今日。
お店の名前と電話番号をかいてもらった伝票をポケットに。
母とそのお店をのぞかせてもらった。


お店にはお客さんがひっきりなし。
真ん中には手作りの美味しそうなお惣菜がずらり。
一つ一つが誇らしげに並んでる。


娘さんもお母さんも、お父さんも、お客さんも。
それはそれは、いい笑顔なのだった。

お忙しいのに、お茶とお菓子まで出していただいて。
みなさんの温かい人柄に触れておしゃべり。


「そうだよねえ。もっと楽しんで頑張ればいいんだよねえ…」
と帰りの車中で母が、ぽつっと。


どうあがいても。
母と2人でやっているのだから、限界がある。
ましてや、慣れない者同士。
自信がないし、手も遅い。
それを素直にぽーんと出せばいいのに。
バレないように、ヘンに体裁を繕おうとしたり、カッコだけつけようとする。
等身大の自分たちとズレていって、しんどくなって。



そうだよねえ。
そうだったよねえ。


最近、スランプだった理由が、ちょっとわかったような気がした。
なんだか、へんな力みを抜いてもらえたな。


いいご縁をいただいて、いい場所が増えた。