仕入れのため、夕方少し外出。

ふと思い立ち、かねてより寄りたかったカフェに。
思ったとおり、いい空気。
本がずらりとならんでいるが、まったく圧迫感がなく。

目の前の一冊のタイトルに心惹かれる。
早速、ひっぱりだして読む。

そのお店は、すべての席が壁に向かうカウンター席。
独りの世界にこもれるのだ。

横にアベック←古い?、がいらっしゃったが、話す声も気にならず。
店内には静かな音楽。
窓が開け放たれて、外の雑多な音も聞こえる。
独りで本を読む女性が数人。


コーヒーを飲みつつ、ふと。


ときどき。
お客さまがキンチョウしているのでは…と感じるときがある。
お友達同士やカップルで来て下さるお客さま。
小声でエンリョがちに話していらっしゃったり、だんまりだったり。
早々に帰ってしまわれたりすると、かなり凹む。


店主の私やお店がそういう空気を醸し出しているのかなあ・・・。
お客さんも少ないし、静かなのが際だつのかなあ…。
なんか、キドッテ見えるのかな…。
と、イロイロと思う。

私もお店も、ぼんやりしているのだけれど。



とにかく、とても居心地のよい雰囲気に包まれたので。
そんなことをふと思った。


この本にはまっていました。また続きを読みに行く。

古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)

古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)