古書市

今夏は、下鴨神社古書市に行けなかった。

朝、早く行き、戦利品を眺めながら、小さな小川を眺めて缶ビール。
昨日迷っていた本を翌日に買う。
連日、自転車で通う楽しみ。

…ああ、過ぎ行く夏。


獅子さんの本と出会ったのは、この場所だった。
文庫の100円均一コーナー。
歯切れがよくて、さっぱりとした文章。
そこに書かれている人物も生き生きしている。
風景や人物像がむくむくっと、自分の中で膨らむ。
そんな文章に出会えると、本当にシアワセになる。
今まで自分が知らなかっただけなのだが、大発見したような。


以来、すっかりファンになり、旅先でも古本屋さんを見つけると探すようになった。


そういう出会いをした本が、この古書市では多かった。
だいがい、均一コーナーでだが。