嫁ぎ先。

風にはためく“うどん”の文字と、赤いギンガムののれん、と。


1階は、晶子ちゃんの。
2階は、しげきさんの。
時計をみる必要も感じない時間が流れる、流れる。


やっぱり、晶子ちゃんの作るおやつはすんばらしく。
エプロンの胸に“しげき”の文字が眩しい、しげきさんの存在もなくてはならず。


そんなステキな新生・ちちろ×まめすず のお店。
ここに、えぜこで息づいていた灯りが嫁ぐことに。


以前から繭ちゃんの灯りを気に入ってくれていた晶子ちゃん。
お試しに灯した床の間の灯りは、まるで前からそこにいたかのような。


なんとも柔らかく、あたたかな灯り。
気持ちよさげな様を見て。
ああ。
良かった、と。


閉店後に、えぜこからまめすずちゃんとこにお引越しの運びとなる。


新たな嫁ぎ先を見届けて。
嬉しく。
ほっとしたような。
ちょっと寂しいような。


その晩、『蔵』でみんなでつついたおでんと、冷酒にきも焼き。


私は、たぶん忘れない。


藍ちゃんが、母を。


我が母ながら、美しいなあ、と。
彼女の切り取る時間は、なんでこんなに静かなのか。


写真は随時入れ替えてます。
新しくとった写真もあるモヨウ。
毎週日曜には彼女もおりまする。



霜触繭子ちゃん→http://shimofure.com/
まめすずちゃん→http://www.mamesuzu-sweets.com/
藍ちゃん→http://kitahukuro.exblog.jp/