いくつになっても。

我が心の友、あいちゃんよりお誘い。
春の1日、18キップ旅。


大まかな方向として、西。
西を目指すのじゃ〜。


ちょうど、お昼くらいに明石。
明石といえば。
玉子焼。
そうです、明石焼。


はい。
迷わず、下車。


商店街でいかなごを売っていたおばちゃんに美味しい店を教えてもらう。
ぐびっ、と。
はふはふ、と。
三つ葉がたっぷりのお出汁が優しい。


ぽくぽくと魚の棚商店街を歩き。
金時豆の天ぷらをつまむ。


海沿いをぶらぶらしていたら。
自分が18歳のときに訪れた玉子焼屋さんを発見!

興奮気味に駆け寄り、迷わずはしご。
味も、店の看板も。
変わらん、変わらん。


変わらないって、すごい。


駅前の老夫婦の営むパン屋さんでおやつを買う。
おじいさんは昼食中だったらしい。
口にクリームがついていたのがかわいらしかった。


そのまま加古川まで出て。
北条鉄道、なるものを目指す。


北条政子と一緒の字」
というあいちゃんの説明が印象的。


終点の北条町には、500羅漢さんがいはるという。
ローカルな単線の揺れは、ほどよく眠りを誘い。
気づいたら、あっという間に北条町

モアイにも似た感じ。
ちょっと円空さんも入っているフシギな羅漢さま。
狭いけれど、気持ちよく手入れの行き届いた境内。
椿もいろいろと咲いていて。


いいお寺でした。
また、行きたいなあ。


道すがら良き感じの金物屋さんでデッドストックのホーローボウルを発見。
貴重なグリーンラインにしばし興奮。
重量を省みず、購入。
ああ、こんな出会いがあるのだな〜。


その金物屋さんおすすめの喫茶店でヒトヤスミ。
仕事が終わったおじさんたちが、続々と集まる、集まる。
「著名人(?)が集まる店だ」と金物屋さんのおじさんが言ってたなあ。
地元ではさぞや、なのだろう…。


どっぷりローカル線モードになった2人。
福知山経由で帰京しようとしましたが、うまく乗り継ぎできず。
潔く加古川まで引き返し、帰路。


さて。
バンゴハン


2人が一度やってみたかったという点で一致した、大阪の串揚げ。
そうです。
二度付けは禁止。
だからこそのソース追加付け技もしっかりと習得。
かわいいお姉さんがいろいろと教えてくれる。


手には、ホーローボウルにいかなごの釘煮。
こんな旅は、18キップならでは。


いくつになっても、好きなんだな、こんな旅。