未知なる道。

大きな国道は好ましくない。
多少の難も楽しみに、うねうねした道を選ぶ。


京都の隅っこから四方八方にのびる細道。
まだまだ。
どうして。
未知な道があったのでした。


水尾の柚子ってここなのかあ…。
柚子風呂って書いてるなあ。
うーむ、まだまだ濃ゆい緑だねえ。
冬至に来たらいいだろうねえ。


ほう。
こんなところにおそば屋があるよ。
いい感じだねえ。


などと言いつつ。


念願の菓歩菓歩さんに到着。
念願のおやつをたくさん。
食べ過ぎでは?、という視線もなんのその。
ベンキョウのためですから、ともっともらしい言い分。
ほほほ。


帰りは縦貫道をその名の通り貫いて。
びゅーん、と。


早いは早いんだけど。
なんだか。
やっぱり。
水尾の目の前をかすめる真緑の柚子色を思い出す。