買うか、水着を。
昨晩、妙ちくりんな夢をみた。
浜辺でカレーを煮込んでいる。
細い木の枝とブルーシートで作った簡易テントの下。
とにかく、暑くて。
汗がだらだら。
こらえきれなくなり。
お鍋の火をごくごく弱火にして。
そのまま目の前の海に。
汗を流したら。
またお鍋をぐつぐつ煮込む。
そのとき、着ていたのが水着と短パン。
水着は黒色。
短パンはカラシ色。
水着の水気がなくなったら、また海に入っていた。
お鍋を弱火にするつまみ加減。
汗がつたう感じ。
水着が乾いてく感じ。
カレーの匂いと味。
お鍋の淵の焦げたのをこそげるヘラの手触り。
とてもリアル、だった。
10年前に市営プールでなくして以来、水着がない。
買うか。
黒の水着、を。